



近年の健康ブームの影響もあり、プロテインを使い始める人が急増しています。
はじめてプロテインを購入するときに、ホエイプロテインには「WPC(コンセントレート)」と「WPI(アイソレート)」の2種類があることに気づくでしょう。
どちらもホエイプロテインですが、目的によって使い分ける必要があるので、購入前の基礎知識として知っとくべきです。
この記事では、WPCとWPIの違いと、どちらを購入すべきなのかを紹介します。
記事を読むことで、あなたにどちらのホエイプロテインが向いているのか明確にできるでしょう。


WPC(コンセントレート)とは?
WPC(コンセントレート)とは?
- 乳糖が含まれている。
- 吸収速度がWPIより遅い。
- 商品価格が安くて手に入れやすい。
ホエイプロテインのコンセントレートの特徴を紹介します。
ちなみにコンセントレートとは、英語で「濃縮」という意味です。
乳糖が含まれている
WPCには乳糖が含まれています。
なぜなら、牛乳から成分をろ過する際に乳糖が残ってしまうから。
乳糖不耐症の人が飲むと、腹痛や下痢の原因となる場合があります。
また、乳糖以外にもカルシウムやビタミンなどの栄養素も残りやすいです。



吸収速度がWPIより遅い
WPCの吸収速度は、アイソレートよりも遅いです。
とはいえ、カゼインプロテインやソイプロテインと比較すると早く吸収されます。
体内に吸収されるまでに2時間ほどかかるので、普段から飲むのに適しています。
商品価格が安くて続けやすい
製造工程が少ないため、WPIより商品価格が安いです。
プロテインは毎日飲み続ける必要があるので、低価格のWPCは続けやすいでしょう。
とはいえプロテインはそこそこ高いので、コスパで選ぶならマイプロテインがオススメです。


WPI(アイソレート)とは?
WPI(アイソレート)とは?
- 乳糖が含まれていない。
- 吸収速度が早い。
- 商品価格が高い。
ホエイプロテインのアイソレートには、上記の特徴があります。
ちなみにアイソレートとは、英語で「分離」という意味です。
乳糖が含まれていない
WPIには、乳糖が含まれていません。
なぜなら、1度ろ過したWPCをさらにろ過することで、より純度の高いプロテインを製造しているから。
乳糖は1%未満なので、牛乳を飲んで腹痛になる人でも安心して続けられます。
また、タンパク質以外の栄養素は除去されているので、ほとんど含まれていないです。



吸収速度が早い
WPIはホエイプロテインのなかでも特に吸収速度が早いです。
飲んでから30分〜2時間ほどで体内に吸収されます。
WPIは飲んだ1時間以内には70%が吸収されるので、トレーニング直後に飲むと効率よく栄養を補えます。
商品価格が高い
WPIは商品価格が高いです。
なぜなら、WPCよりも製造過程が多くて手間がかかっているから。
タンパク質の純度が高くて吸収も早いので、プロテインに費用lかけられる人や、本気で身体を作りたい人なら購入すべきです。
WPCとWPIの栄養成分の比較
WPC(コンセントレート) | WPI(アイソレート) | |
カロリー(Kcal) | 103g | 93g |
タンパク質 | 21g | 23g |
脂質 | 1.9g | 0.1g |
炭水化物 | 1.0g | 0.6g |
商品価格(1kg) |
マイプロテインのImpactホエイプロテインの栄養成分で比較をすると、上表の通りです。
プロテインの量はどちらも1食分(25g)で算出しています。
WPIが低カロリーで高タンパクですが、価格には大きな差がありますね。
とはいえ、低価格で高品質なマイプロテインなので、お得に購入することが可能です。
他社である「ファインラボ」のWPI(1kg)が5,000円なので、マイプロテインが1,500円ほど安く購入できます。
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WPCとWPIが向いている人とは?
WPCとWPIにどんな人が向いているのかを、それぞれ紹介します。
あなたがどちらに該当するかをチェックしてみると良いでしょう。
WPC(コンセントレート)が向いている人
WPCが向いている人
- はじめてプロテインを購入する人。
- プロテインの費用を抑えたい人。
- 乳糖不耐症でない人。
WPCが向いている人の特徴は上記の通りです。
プロテインをはじめて飲んでみたい人なら、低価格なWPCから試してみるべきです。
価格の高いWPIをはじめに購入すると、味が合わなかった場合にもったいないから。
WPCで飲み続けられない人は、WPIを飲み続けることはできないでしょう。
また、乳糖不耐症の人は腹痛や下痢になる可能性があるので向いていません。
乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)とは、乳糖(ラクトース)
多くの場合、
Wikipediaより引用
WPI(アイソレート)が向いている人
WPIが向いている人
- プロテインの質を求める人。
- 費用をかけられる人。
- 乳糖不耐症の人。
WPIが向いている人は上記の通りです。
筋トレやダイエットをガッツリ取り組んでいて、プロテインの質を求めている人に向いています。
価格が高くても、本気で身体つくりをしたいなら飲むべきです。
乳糖を除去しているので、乳糖不耐症の人でも安心して飲み続けることができます。
WPCとWPIは目的によって選ぼう!
WPC(コンセントレート) | WPI(アイソレート) | |
タンパク質の含有率 | 80% | 90% |
体内への吸収 | 2時間ほど | 30分〜2時間ほど |
商品の価格 | 安い | 高い |
乳糖 | あり | なし(1%未満) |
- WPCは低価格で初心者向け。
- WPIは高価格でガチ勢向け。
- WPIは乳糖不耐症でもOK。
この記事では、プロテインの種類である「WPC(ホエイプロテイン コンセントレート)」と「WPI(ホエイプロテイン アイソレート)」の違いを初心者向けに紹介しました。
結論としては、筋トレやダイエット初心者なら低価格なWPCを利用すべきです。
なぜなら、せっかく高単価のWPIを購入しても続かなければもったいないから。
もちろん、タンパク質の含有量や質で比較するとWPIが良いので、筋トレをガッツリ取り組みたい人や乳糖不耐症の人はWPIを選びましょう。
ちなみに僕は、低単価なWPCでいろんな味のプロテインを試しています。
ぜひ、あなたの目的にあわせてプロテインを選択してくださいね。

